古事記・日本書紀

古事記とは?成り立ちや登場人物など内容をわかりやすく解説! 

2019年10月13日

『古事記』は歴史の授業で習い、名前は聞いたことがあるけど、いったい何なのかよくわからないなぁという人が多いと思います。

そんな、なんだかよくわからない『古事記』について、成り立ちや内容をわかりやすく解説します

 

『古事記』の成り立ちや、登場人物・内容を簡単に解説!

東京国立博物館に展示されていた、本居宣長の「訂正古訓古事記」

『古事記』の成り立ちについて解説!編纂者・稗田阿礼についても

古事記は、一言でいえば日本最古の歴史書です。

中国の三国志と同じですね。それの日本版です。

出来上がったのは和銅5年(西暦712年)ですが、西暦670年~680年代頃に天武天皇が発案しました。

天武天皇は、稗田阿礼(ひえだのあれ)という人物に、それまでに存在していた多くの歴史書や神話を覚えさせ、ひとつにまとめようとしたのが始まりです。

しかし、天武天皇が亡くなった後、このプロジェクトは中断されていました。

ところが、このプロジェクトが中断されていることを遺憾に思った元明天皇が、このプロジェクトを再開させます。

そして稗田阿礼が覚えた内容を、太安万侶(おおのやすまろ)という人物が4か月かけて書き上げた、このプロジェクトの集大成が「古事記」です。

ポイント

稗田阿礼は、書いたわけではありません。覚えていたのです!

ありとあらゆる数多くの歴史書を、しかも30年~40年の間も覚えていたわけですからビックリです。

ちなみに、稗田阿礼は女性だったという説もあり、かなり謎の多い人物です。

 

『古事記』にはどんな登場人物・内容が書かれているのか解説!

古事記は日本最古の歴史書として、日本の成り立ちにまつわる神話から第33代・推古天皇までの歴代天皇について書かれています。

ただ、歴史書といっても、日本の神様の誕生から、どのようにして天皇が誕生したのか、という神話が多く盛り込まれています。

上・中・下の全三巻で構成されていて、おおまかに言うと下記のように分けられます。

  • 上巻【神話】・・・神様の誕生から初代・神武天皇の誕生までの物語が記されている
    イザナキ・イザナミやアマテラス、スサノオといった神様の物語を収録。
    「因幡の白兎」や「ヤマタノオロチ」などの物語もここに収録されている。
  • 中巻【神話+天皇】・・・初代・神武天皇の物語から第15代・応神天皇までの物語が記されている。
    神武天皇が即位するまでの物語や、ヤマトタケルの物語が収録されている。
    天皇を頂点とする大和政権の成り立ちから、その広がりがわかる。
  • 下巻【天皇】・・・第16代・仁徳天皇の物語から第33代・推古天皇までの物語が記されている。
    大和政権の混乱期がわかる。
    第25代・武烈天皇以降については、ほとんどが記録(生年や家族名など)しか記されていない。

ポイント

イザナキ・イザナミ、アマテラスやスサノオなどは漫画「NARUTO」でも技の名前で登場しますし、「NARUTO」を知らない人でも、名前くらいは聞いたことがあると思います。

また、「因幡の白兎」や「ヤマタノオロチ」のお話もなんとなく覚えている、という人も多いのではないでしょうか?

実はこれら全て「古事記」に書かれてることなんですよね。

意外と「古事記」は身近な存在なんです。

 

『古事記』の中でも有名な神話3選

「古事記といえば日本神話」と言えるほど一般的に認識されています。

そこで、なかでも「これだけは知っておいた方がいい」有名な神話を3つご紹介します。

天照大御神(アマテラスオオミカミ)の「天岩戸」

日本の最高位の女神・天照大御神の神話です。

天照大御神が岩戸に隠れてしまい、世界は闇に包まれてしまうのですが、神々が知恵をしぼって天照大御神の救出に乗り出す物語です。

詳しい内容については、下記の記事でご紹介しているミュージックビデオを見てもらえるとわかりやすいと思います。

 

須佐之男命(スサノオノミコト)の「ヤマタノオロチ退治」

先程ご紹介した天照大御神の弟の須佐之男命の神話です。

頭と尾が8つある怪物ヤマタノオロチを退治する物語で、名前やザックリとしてあらすじは知っているという人も多いでしょう。

でも実はこの神話には隠された意味があるんですよね。それについては下記の記事でご紹介していますので、裏の意味も知って「古事記通」になってみませんか。

 

大国主命(オオクニヌシノミコト)の「因幡の白兎」

因幡の白兎は知っているけど、助けた神様は誰だっけ?という人もいるでしょう。

それは大国主命で、あの出雲大社に祀られる神様です。知っているようで実はあまりよくわからない「因幡の白兎」については下記の記事を参考にしてみて下さい。

 

 

『日本書紀』との違いについて解説!

歴史の授業でも「古事記」と「日本書紀」は、「記紀」としてセットで習うことが多いと思います。

「日本書紀」は養老4年(西暦720年)に完成した日本の歴史書で、「古事記」の完成時期(西暦712年)とあまりかわりません。

同じような時代に、同じような歴史書ができたわけですが、その違いはいったい何でしょうか。

それを簡単に言うと、「古事記」は国内向け、「日本書紀」は海外向け、という違いがあります。

その他にも違いはありますが、それについては下記の記事でまとめたので、気になった人はこちらを読んで貰えると嬉しいです。

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まとめ

『古事記』の成り立ち

  • 日本最古の歴史書
  • 天武天皇が発案し、和銅5年(西暦712年)に完成した。
  • 稗田阿礼が覚えた神話や記録を、太安万侶が書き上げた。

『古事記』の登場人物や内容

  • 日本の成り立ちにまつわる神話から、第33代・推古天皇の物語が記されている。
  • 上・中・下の全三巻で構成されている。
  • イザナキ・イザナミ、アマテラスやスサノオといった神様の神話や、「因幡の白兎」「ヤマタノオロチ」の物語も全て古事記に書かれている。

『日本書紀』との違い

「古事記」は国内向けに作られたもの。「日本書紀」は海外向けに作られたもの、という違いがある。

 

『古事記』の面白い登場人物(神様)について紹介!

アマテラスやスサノオなど、どこかで聞いたことのある名前だなぁという人は多いと思います。

ただ、それが日本の神様であることや、日本に神話があったことを知らない人は意外と多いのではないでしょうか?

古事記を読んで、これらの神様のこと、そして神話を知ると、けっこう衝撃を受けるかもしれません。

というのも、神様がぜんぜん神様じゃないんです!笑

どういうことかと言うと、ガマンできずにノゾキをする神様もいるし、嫌なことがあってひきこもってしまう神様もいるし、人間以上に人間くさいんですよ。笑

また、ウ○コだったり女性のマ○コの表現がちょいちょい出てくるし、男性の神様はたいがい女性に目がないし、下ネタも満載なんですよね。笑

神様というと、なんでも知っていて、なんでも出来ちゃう「全知全能の神!」というイメージがあると思います。

しかし、日本の神様は相手の事がわからずに殺しちゃったり、何もできなくて助けられてばっかりの神様がいます。

イメージする神様とまったく正反対ですよね。笑

しかもそういうダメダメな神様がゴロゴロいます。笑

そんなダメダメな神様の神話をダイジェストにまとめましたので、「なんだかおもしろそうだな」と思ったら読んでみて下さい。

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でも、そんなダメダメな神様を大事に祀っているのが「神社」なんですから、日本ておもしろい国ですよね。笑

 

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