令和元年5月1日に即位され、11月14日の夕方から翌15日の明け方にかけて「大嘗宮の儀」が執り行われました。
この「大嘗宮の儀」の為に造営された「大嘗宮」は、11月21日(木)~12月8日(日)に一般参観できるので、実際に見に行ってきました。
目次
大嘗祭とは?
大嘗祭は、天皇陛下がご即位後、初めて新穀を皇祖・天神地紙に供え、自らも召し上がって、国家・国民の為にその安寧と五穀豊穣を感謝し、祈念することです。
その中心的な儀式が「大嘗宮の儀」で、11月14日の夕方から夜にかけて「悠紀殿供饌(ゆきでんきょうせん)の儀」が行われ、翌15日の明け方に「主基殿供饌(すきでんきょうせん)の儀」が行われました。
天皇陛下は、毎年11月に同様の「新嘗祭(にいなめさい)」という宮中祭祀を行っており、この時は宮中三殿の近くにある神嘉殿で行われます。
なお、この「新嘗祭」が行われる日が祝日の「勤労感謝の日」で、戦前は「新嘗祭」という祝日でした。
「大嘗宮」よりも、先に「乾通り」を見たほうがよい
上記の案内は、現地で配布されているものです。
手荷物検査を済ませ、宮内庁庁舎前でルートが二手に別れます。
右手の赤い点線のルートから行けば「大嘗宮」までは最短なのですが、こちらから行くと、「大嘗宮」を見た後は門の外に出なければなりません。
その為、11/30(土)から一般公開された「乾通り」に行くためには、あらためて坂下門から入場しなければなりません。
そうとは知らずに、乾通りに行くためにぐるっとお堀をまわり、再び手荷物検査をして入場しなおしました。(苦笑)
普段は公開されていない乾通りは、紅葉の美しさと荘厳なお堀を見ることができるので、ぜひとも行っておきたい見どころです。
なお、奥に見える「西桔橋(にしはねばし)」を渡ると「大嘗宮」に行けますが、「乾門」は見れません。
私は2周目だったので、橋を渡らずに「乾門」を見ました。
大嘗宮は今だけしか見ることができない
天皇陛下の即位後にしか行われない「大嘗祭」の為に造営された「大嘗宮」は、12月8日(日)までの一般参観が終わると取り壊されます。
もったいない気もしますが、天皇陛下の一世一代の行事で、2600年以上で126代にわたる天皇の歴史と伝統を重んじれば、それもやむを得ないでしょうね。
大手町の高層ビル郡に囲まれ、古代の建物の現代の建物とのコントラストがいいですね。
横側から見た「主基殿」です。
正面だけでなく、随所に木の皮がついたままの鳥居があります。
裏側からだとよく見れました。
真ん中に写っているのが「主基殿(すきでん)」です。
「天皇」とはどんな存在なのか?
令和の時代になり新しい天皇陛下も即位され、あらためて「天皇」について関心をもった人も多いと思います。
さて、そもそも「天皇」とはいったいどんな存在なのか?
いったいいつから存在しているのか?
そんな事を考える人もいるのではないでしょうか?
下記の記事でそれらのことについてまとめてていますので、興味を持った人はぜいひ読んでみて下さい。
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