麒麟がくる

桶狭間の戦いで織田信長が勝った理由は情報戦を制したから!なぜ起こったのかについても

2020年4月19日

「桶狭間の戦い」は圧倒的に不利な状況にも関わらず、織田信長が今川義元を討ち取って勝利した有名な戦いですね。

そんな不利な状況にも関わらず、なぜ織田信長は勝つことが出来たのか?

その理由としてよく知られているのは「奇襲をしかけたから」というものですが、実は信長が高度な情報戦に勝利したことが要因だとする説もあります。

この記事では、そんな情報戦としての「桶狭間の戦い」や、そもそもなぜ起こったのかということについてご紹介しています。

 

「桶狭間の戦い」はどんな戦いで、なぜ起こったのかわかりやすく簡単に解説!

戦国時代の数ある合戦の中でも特に有名な「桶狭間の戦い」とはそもそもどんな戦いで、なぜ起こったのか?ということを解説していきます。

「桶狭間の戦い」は1560年6月に起こった尾張の織田信長vs駿河の今川義元との戦い

桶狭間の戦いは、現在の暦で1560年6月(旧暦では5月)に起こった、尾張の織田信長と駿河の今川義元の戦いです。

この戦いでは、織田信長軍が3,000~5,000人の軍勢であったのに対し、今川義元軍は25,000~45,000人という圧倒的戦力差がありました。

しかし、そんな戦力差があったにも関わらず、織田信長軍が今川義元を討ち取って勝利した歴史的な戦いです。

なお舞台となった場所は、古戦場跡地として国の指定を受けています。

 

尾張の領土をめぐって今川義元と争っていた

尾張の隣国の三河も支配していた今川義元は、さらなる領土拡大を狙ってたびたび尾張まで攻め込んできていました。

織田信長方の城である緒川城の近くに砦を作り攻め込む姿勢を見せると、それを阻止するために信長が自ら出陣して撃破するという「村木砦の戦い」が起こります。

その後も織田信長方についていた人物を寝返らせたり尾張への侵攻を続ける今川義元に対し、織田信長も各地に砦を作って対抗していました。

この「村木砦の戦い」については下記の記事で詳しくご紹介していますので、こちらもぜひ読んでみて下さい。

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今川義元が大軍を率いて尾張に侵攻してきたのを止めようとした

尾張の領土をめぐって一進一退の攻防が続きますが、織田信長も奮戦してなんとかこれを食い止めてきました。

こうした状況を打破するべく、今川義元はついに自ら駿府を発って出陣し、大軍を率いて尾張の領土を奪いにきたのです。

これに対抗するために織田信長が出陣して戦いとなったのが「桶狭間の戦い」だったわけなんですね。

この頃は、織田信長が対立する身内を排除して尾張の国を統一したあとのことで、今川義元としても信長は厄介な存在になってきたと認識していたのではないでしょうか。

その為、今のうちに一気に潰してしまおうという思惑もあったのではないかと考えられます。

なお、尾張の国内での争いの経緯について下記の記事でまとめていますので、こちらも読んでもらえると「桶狭間の戦い」までの経緯がつかめると思います。

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「桶狭間の戦い」で織田信長が勝った理由は、実は奇襲ではなかった?情報戦を制したことが要因だった

圧倒的に不利と思われた状況にも関わらず、「桶狭間の戦い」で織田信長が勝利できた要因はなんだったのでしょうか?

「桶狭間の戦い」は実は奇襲ではなかった?

これまでよく言われてきたのは、今川義元が桶狭間のくぼ地で休息しているところを、山中を迂回して奇襲をしかけて今川義元の首を討ち取ったという内容ですね。

当日、大雨が降っていて視界が悪かったことも手伝って奇襲がうまく成功したとも言われてきました。

よく知られるこの奇襲説は、明治時代の陸軍が編纂した「日本戦史 桶狭間役」という書物に書かれた内容が浸透して一般的に広まったものです。

しかし、この「日本戦史 桶狭間役」の元となった資料は、創作的で信憑性の低い小瀬甫庵の「信長記」などであることから、現在ではこの奇襲説も創作であるという見方が強まっています。

 

「桶狭間の戦い」は織田信長が情報戦を制したことが要因だった

ではどうして織田信長は今川義元を討ち取ることが出来たかと言うと、それは徹底した情報管理によるものだと考えられるようになっています。

勝因を「情報」という観点から3つに大別できるので、順番にみていきましょう。

勝因1. 情報を漏洩させない

「桶狭間の戦い」の前日の夜、織田信長は集まった家臣を前にして雑談するばかりで「もう遅くなったから皆も帰れ」と言って、迫りくる今川義元に対してどのように対応するか何も言いませんでした。
家臣の中には、この信長の行動をバカにする者もいたようですが、これは裏切って情報を漏らす者がいることを警戒した為だったといわれています。
「敵を欺くにはまず味方から」と言われますが、まさにこの言葉を実践していたわけです。

 

勝因2. 正確な情報の入手

数的不利を補う為にも、敵が少しでも手薄な時を狙うしかありません。
そのチャンスを狙う為に、家臣の簗田政綱やなだまさつなを農民に変装させ、逐一今川義元の動きを報告させました。
そして、今川義元が雨を避けるために桶狭間山で休息しているという正確な情報を手に入れ、それをチャンスと捉えて討って出たわけです。

 

勝因3. 情報操作

簗田政綱からの情報を得た信長は、今川義元の本陣に向かって行ったわけですが、それでも兵数の差は歴然です。
そこで信長は、今川義元軍の兵を分断させる行動にでます。上記の地図を御覧ください。
織田信長は、自軍の兵の一部をすでに陥落している丸根砦の方に向かわせ、あたかも奪還を狙っているかのように見せかけます。
さらに、一時的に拠点としていた中島砦に旗指し物を立て、残りの兵がまだそこに留まっているかのようにカモフラージュしつつ、信長本隊は今川義元のもとへ向かったのです。
これにより、今川義元の本隊の兵は分断され、互角に戦える状況を作り出しました。
このように敵の今川義元に対して情報操作をすることで、数的不利を覆して討ち取ることに成功したわけです。

 

 

「桶狭間の戦い」は織田信長が天下統一を視野に入れ始めた意義のある戦い

織田信長はこれまで尾張の国の身内との戦いで手一杯で、他国へ攻め込んで領土を拡大しようという思いは無かったのではないかと思います。

しかし、尾張の国内を統一し、さらには「海道一の弓取り」とも呼ばれ大きく勢力を拡大させていた今川義元に勝利したことは、信長にとっても大きな自信になったのではないでしょうか。

そういう意味でも「桶狭間の戦い」は、信長が天下統一を意識し始めるには十分すぎる意義があったと思います。

なお、「桶狭間の戦い」のあとの織田信長や今川家の動向について、下記の記事で解説していますので、その後の戦国時代の情勢を知る参考にしてみて下さい。

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ちなみに、過去の大河ドラマで「桶狭間の戦い」を描いた作品をまとめていますので、「麒麟がくる」と比較してみると面白いと思います。

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