ゴールデンカムイ

ゴールデンカムイの長谷川幸一(鶴見篤四郎)はなぜロシアのウラジオストクにいたのか?スパイ活動や妻についても

2020年6月24日

『ゴールデンカムイ』に登場する鶴見中尉は、神出鬼没の情報将校として様々な過去がありますね。

なかでも、かつてキロランケ・ウィルク・ソフィアが逃亡していた際に、ロシアのウラジオストクで長谷川幸一という名前でスパイ活動をしていたことは驚きです。

作中では当時の様子はそこまで詳しく描かれていませんが、なぜ鶴見中尉はウラジオストクでスパイ活動をしていたのでしょうね?

このことについて、当時の歴史的背景を踏まえながら考察してみました。

 

『ゴールデンカムイ』の長谷川幸一(鶴見篤四郎)がロシアのウラジオストクにいた場面をおさらい

まずは鶴見中尉が長谷川幸一としてウラジオストクにいた場面をおさらいしておきましょう。

コミックス18巻177話でキロランケの回想で登場

コミックス18巻177話「長谷川写真館」で、キロランケがアシリパの父・ウィルクやソフィアと逃亡していた際のことをアシリパに語っていました。

その時、ウラジオストクで写真館を営む日本人がいると知り、日本語を学ぶ為に訪問します。

その日本人こそ長谷川幸一で、10代の頃に父の仕事の関係でロシアに渡り、知人に写真館を譲り受けたことをきっかけに、写真師としてウラジオストクに住んでいるということでした。

そこで地元の女性と結婚し、生まれたばかりの子供と3人で暮らしていました。

 

長谷川幸一(鶴見篤四郎)は日本軍のスパイとして活動していた

キロランケ達3人はロシアの皇帝殺害の実行犯として指名手配されており、逃亡生活をしているさなかに長谷川幸一のもとにやってきていました。

しばらくの間は平穏な暮らしが続きましたが、ある日突然ロシアの秘密警察がやってきて3人は慌てます。

しかし、その秘密警察が狙っていたのは3人ではなく、日本のスパイとして活動していた長谷川幸一だったのです。

長谷川幸一がスパイだったことは、数ヶ月共過ごしたキロランケ達もまったく気づかず、ましてや妻も気づいていなかったと思われます。

おおかた他のスパイがロシアの秘密警察に捕まり、長谷川幸一の情報を吐いてしまった為にバレてしまったのでしょう。

しかし、この時やってきた秘密警察は長谷川幸一が隠し持っていた銃などを使って一掃したので、長谷川幸一や3人は捕まること無く逃げ延びました。

ただ、長谷川幸一の妻と子供は流れ弾にあたり命を落としてしまったのでした。

 

 

長谷川幸一(鶴見篤四郎)がなぜウラジオストクでスパイ活動をしていたのか理由を考察

『ゴールデンカムイ』の中では神出鬼没の鶴見中尉ですが、さすがにスパイとしてロシアのウラジオストクにいたことは驚きですよね。

ところで、長谷川幸一こと鶴見中尉はなぜウラジオストクにいたのでしょうね?

その理由について、当時の歴史的背景をもとに考察していきます。

長谷川幸一はなぜウラジオストクでスパイ活動をしていたかのか

ウラジオストクはロシアの領土では極東に位置し、清(中国)や朝鮮半島に隣接しており、南下政策を推し進める為の重要な拠点となる都市でした。

この都市名はロシア語で「東方を支配する(制する・治める)」という意味で、まさにその名の通りの役割を担った都市です。

日清戦争以後、清の領土に侵攻してきたロシアは、やがて朝鮮半島や日本へも進出を目論んでいることは明らかで、日露戦争が開戦する数年前からウラジオストクを拠点とした「ウラジオストク重要艦隊」の構想が進められました。

戦闘機のない当時は主な戦力として艦隊編成が重要な鍵を握っており、極東ロシアの軍港都市としてのウラジオストクの動向は、日本にとって最大の脅威であったわけです。

そうした時代背景もあり、情報将校であった鶴見中尉は長谷川幸一としてウラジオストクの動きを調査すべくスパイとして潜伏していたものと考えられます。

日本にとって最大の脅威となる情報収集のスパイ活動を任されていたわけですから、いかに鶴見中尉が優秀な人材であったかがわかりますね。

 

長谷川幸一はなぜキロランケ達3人を助けたのか

長谷川幸一は自身がロシアの秘密警察に狙われていたこともあり、結果としてキロランケ達3人をその場から逃がし助けましたよね。

これはロシアを共通の敵としていたということもありますが、当時の日本はキロランケ達のような存在を重要視していたということが挙げられます。

どういうことかと言うと、日本は秘密裏にのちにロシア革命を起こすレーニンら革命家を扇動し、大国のロシアの内部崩壊を画策していたのです。

当時、明石元二郎という情報将校がヨーロッパに渡り、革命組織や反政府分子に対し資金援助を行い武器を与え、それらを鎮圧する為の兵力をロシア国内にとどめ置かせたのです。

日露戦争は国力差で圧倒的不利と言われていましたが、こうしたスパイ活動が行われていたことも日本の勝利に結びついたわけなんですね。

つまり、長谷川幸一はこうしたロシアに対する革命組織が日本にとっていかに重要か悟っていたため、キロランケ達を助けたのではないかと考えられます。

 

 

まとめ

  • 長谷川幸一(鶴見中尉)は、キロランケ達が逃亡している時、ロシアのウラジオストクでスパイ活動していた。
  • 長谷川幸一がウラジオストクでスパイ活動をしていたのは、そこがロシアの極東政策で重要な拠点だったから。
  • キロランケ達のような反ロシア活動家は、同じくロシアと敵対する日本にとって重要な存在だった。

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