千と千尋の神隠し

【千と千尋の神隠し】リンは何者?正体にまつわる都市伝説を紹介!

2020年12月23日

『千と千尋の神隠し』に登場するリンは口の利き方こそ悪いですが、迷い込んできた千尋に対して親切にしてくれるお姉さんのような存在ですよね。

しかし、リンについては本編では謎に包まれたところも多く、その正体には都市伝説のように様々な憶測が飛び交っています。

そこで、この記事ではそんなリンの正体にについて語られている都市伝説のいくつかをご紹介しています。

 

『千と千尋の神隠し』リンは何者?正体にまつわる都市伝説を紹介

油屋で働くリンの正体については様々な説がありますが、その代表的なものをご紹介していきましょう。

都市伝説1.リンの正体は狐?

一つ目はリンの正体は白狐であるというものです。

というのも、上の画像のように『千と千尋の神隠し』のラフスケッチでリン(白狐)と書かれているからです。

確かに、油屋の従業員は基本的には人間ではない生き物という設定ですし、リンの容姿をみると色白の面長で白狐のような風貌にも見えますよね。

それに他の女性従業員がやや垂れ目がちな目つきの人が多いのに対し、リンはやや吊り上がっていてまさに狐のような目つきです。

 

また、窯爺からイモリの黒焼きを差し出されると喜んで飛びついている場面がありますが、これも正体が狐だから喜んだとかんがえられますね。

もし人間だったら喜んで欲しがるとは考えにくいですからね。笑

このように、リンの見た目やラフスケッチの書き込みから、リンの正体は白狐だという説があるんですね。

 

都市伝説2.リンの正体はナメクジ?

『千と千尋の神隠し』の湯屋の従業員は基本的に男性がカエルで女性がナメクジという設定になっています。

なので、リンも他の従業員と同様に正体はナメクジだとも言われています。

ただ、他の女性従業員は比較的ふくよかで、垂れ目がちののっぺりした顔立ちの風貌であるのに対し、リンはスマートで顔立ちもナメクジを連想させるものではないですよね。

また、イモリの丸焼きが好物という点でも、リンがナメクジだということにそぐわない気もしますね。

 

都市伝説3.リンの正体はイタチ?

最後はリンの正体はイタチだという説です。

これについては、ジブリの公式ブックにおいて、「リンはイタチが人間に化けたキャラクターにしようといった話があった」と記されていることがもとになっています。

確かに、リンのスマートな体型はイタチを連想させますし、なるほどそうかとも思えますね。

ただ、「話があった」と過去形で書かれているということは、実際にはリンはイタチが人間に化けたものではないというようにも受け止められます。

 

このように、リンの正体については「白狐」「ナメクジ」「イタチ」など様々な憶測がありますが、どれも信憑性がありはたしてどれが正解なのかはわかりませんね。

ただ、答えがわからないからこそ、こうして色々と探ってみるのも『千と千尋の神隠し』の面白さのひとつなんでしょうね。

 

 

 

リンは人間?本名はあるのか

さて、リンの正体については「白狐」「ナメクジ」「イタチ」といった人間以外の生き物だという噂が広がっていますが、そうではなく見たままの人間であるという説もあります。

今度はその「リン=人間」説についてご紹介しましょう。




リンの正体は人間

リンの正体については見たままのとおり人間であるという説もありますが、その根拠は映画のパンフレットに次のように書かれているからです。

湯屋でのでの千尋の先輩。14歳くらいの少女。

不平不満は多いが、根本的な疑問は持たない人間

つっけんどんだが優しい面もある。

このように、パンフレットのリンについての説明書きのところにはっきりと「人間」と書かれているのです。

 

これは言わば公式な発表ですが、しかしどうにもリンが人間だとは思えない点もあるんですよね。

例えば、前述のようにイモリの黒焼きが好物であるということがその典型です。

イモリも食べられなくはないでしょうが、心を動かされるほど大好物という人はいないのではないでしょうか。

 

また、千尋が湯屋にやってきた時に「人間がいるじゃん!」と言っており、もし自分も人間だったのならこんな反応はしないと思いますよね。

このように、パンフレットには人間と書かれているものの、どうにも人間とは思えない言動から、正体は他の生き物説が浮上しているんですね。

 

リンの本名は?

さて、仮にリンの正体が人間だったとしたら、「リン」という名前は湯婆婆に名前を奪われたあとの仮の名前だと考えられます。

ではリンには本名があるのかというと、それは定かではありません。

 

もしリンに人間の本名があるとすれば、「千尋」が「千」となったり、「ハク」の本名が「ニギハヤミコハクヌシ」であったように、本名は「リン」に関係する名前だと考えられますよね。

例えば「リン」という音の響きから「凛」という漢字が使われた名前の「凛子」や「香凛」といった名前が思い浮かびますね。

もしくは本名の苗字が「林」で、それを音読みにして「リン」になったという場合も考えられます。

いずれにしても、本名は「リン」と関係がある名前に違いないと思えますよね。

 

こうしてリンの正体についてあれこれ考えたり、また人間だったら本名はどんな名前なのかと思いを巡らすのも『千と千尋の神隠し』の楽しみ方の一つですよね。

このように一つの作品に対して、多くの人がそれぞれの考えをもって見るということが宮崎駿監督の狙いだったのかもしれませんね。

 

 

まとめ

  • 『千と千尋の神隠し』のリンの正体については「白狐」「ナメクジ」「イタチ」といった説がある。
  • 『千と千尋の神隠し』のパンフレットにはリンは人間であると明記されている。
  • しかし、リンの正体はとても人間とは思えない言動があり、様々な憶測が飛び交っている。

当ブログでは『千と千尋の神隠し』にまつわる記事をいくつか掲載しています。

興味のある方はこちらの記事もぜひ参考にしてみて下さい。

 




 


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