『ドクターストーン』に登場するクロムは、千空が石神村にくる前から様々な石などを集め、「妖術」と称して科学実験を行っていました。
ところが、千空と出会うと科学の魅力にどんどん惹かれていき、クロムの発想力は千空も舌を巻いて認めるほどです。
そんなクロムに対しては「実は千空よりも天才じゃないか!?」「かっこいい」といった声もあります。
この記事では、「天才」との呼び声も高いクロムがその天才ぶりを発揮したシーンをまとめ、「かっこいい」と言われる理由をご紹介しています。
『ドクターストーン』クロムが天才的能力を発揮したシーンまとめ
まずはこれまでのストーリーでクロムが天才的な能力を発揮したシーンをご紹介していきましょう。
炎色反応や硫黄のボールで静電気を発生させていた
『Dr.STONE』単行本3巻Z=18より
千空が初めて石神村にやってきた時、クロムは自分のことを妖術使いだと言って千空達を驚かせようと、炎色反応を見せたり硫黄でできたボールを使って静電気を起こしたりしました。
その場にいたコハクや銀狼は妖術だと思って驚いていましたが、千空はごく当たり前の科学現象だと見抜き、反対にクロムを驚かせました。
ただ、これらの科学現象は現在では当たり前になっていますが、原始のストーンワールドで自らこれ発見したことに対して、千空はクロムの発想力に驚きを隠せませんでした。
北を示す磁石を持っていた
『Dr.STONE』単行本3巻Z=20より
千空がクロムに科学の話を色々教えている時、千空が「北極星は必ず北にある」と言うと、クロムは「あの星は北とズレている」と言いました。
千空は、なぜ北極星が北とズレているのがわかったのか尋ねると、これ見よがしに「この石は必ず北向く」と言って、持っていた磁石を見せたのです。
千空はあっさりそれが磁石だと見抜きましたが、この磁石のおかげでサルファ剤を作る為の道筋が見えてきたのです。
凹レンズに汗をためてとっさに凸レンズを作った
『Dr.STONE』単行本5巻Z=38より
ルリと村長の座をかけた御前試合でマグマと戦うことになったクロムは、力に優るマグマにボコボコにされてしまいます。
そこで、クロムはスイカのメガネを使って光を集め、その光でマグマの衣服に着火させる作戦にでました。
しかし、スイカのメガネのレンズは光を拡散させる凹レンズで、そのままでは着火させることはできません。
千空は、クロムが勘違いしていると声をかけますが、クロムはちゃんとそのことを理解しており、凹レンズに汗と涙をためて凸レンズにしていたのです。
そして、このレンズを使ってマグマに火をつけ、クロムは見事に勝利することができたのです。
クロムは、言われなくても凹レンズと凸レンズの違いに気づいていて、それをとっさに応用していたわけです。
ギアをヒントに水車を作り上げてしまった
『Dr.STONE』単行本6巻Z=52より
千空達は携帯電話に必要な金の細い糸を作る為、テストとしてわたあめ機を作りました。
しかし手動でわたあめ機を回転させていると、線の細さにムラができて金には応用できません。
そこで、回転を一定に保てるようにギアを開発すると、それを見ていたクロムはピンとひらめき、カセキを連れてどこかに行ってしまいました。
その後、やつれた表情でやってきたクロムがこれ見よがしで披露したのは、なんと水車だったのです。
それを見た千空が「水車だ」とあっさり答えたのでクロムはズデンとしてしまいますが、千空は「知識0からよくぞこんなもん作りやがったな」と驚きを隠せませんでした。
電球をヒントに洞窟探検用のライトを作って鉱石発掘
『Dr.STONE』単行本7巻Z=53より
千空は水車の動力を使って電気を生み出し、ついに電球まで作り出してしまいました。
そしてその電球をみたクロムは、それを使って今まで行けなかった真っ暗な洞窟に行って鉱石を発掘することを思いつきます。
これによって様々な鉱石を発掘する探検が可能となり、真空管のフィラメントに必要なタングステンの発掘も可能になったのです。
汗と電気を使って次亜塩素酸ナトリウム(漂白剤)を作り脱獄
『Dr.STONE』単行本9巻Z=71より
「司帝国」との対決で、携帯電話を大樹のもとへ届ける為に潜入していたクロムは、羽京に捕まり竹を草木の縄で縛った牢屋に閉じ込められてしまいました。
なんとか牢屋から抜け出ようと、石で縄を切ろうとしますが一向に切れる気配がありません。
また、何者かによって運び込まれた電池(のようなもの)を使って縄を燃やそうとしましたが、臭いでバレてしまいこれも不可能でした。
そこでクロムは科学の力を使って縄を切ることにし、かつて千空が海水から水酸化ナトリウムを作り出していたことを思い出し、それを応用して溜めた自分の汗と電池を使って同じものを作り出そうとしたのです。
できたものは次亜塩素酸ナトリウム(漂白剤)ですが、それでも同様にアルカリ性の液体だった為、これを縄にかけて溶かし、見事に牢屋から脱獄することに成功したのでした。
赤しそとカタバミで吐血したフリをして陽から逃げる
『Dr.STONE』単行本9巻Z=72より
牢屋から脱獄したものの、すぐに監視役の陽に追いつかれてしまったクロムは、突如として吐血してしまいました。
そして陽に、自分は伝染病の肺炎にかかっていると言って、陽がひるんだすきをついて逃げ出すことに成功します。
しかし、これはクロムの真っ赤なウソで、酸に触れると真っ赤になる赤しそと、シュウ酸を含んだカタバミを口に入れてできた赤い液体を吐き出しただけのものでした。
常日頃から植物のことも研究していた成果がでた結果ですね。
レーダーを応用して鉄鉱石を探し当てる
『Dr.STONE』単行本11巻Z=97より
石化の謎を解くべく航海することを決意した千空達「科学王国」は、水晶を使ってレーダーとソナーを作り出しました。
龍水がふと「レーダーさえあればなんでもスケスケに見える」と言うと、その言葉にクロムは何かをひらめいたのです。
そして、そのレーダーを持ち洞窟に調査に出かけると、さっそくレーダーが反応したのです。
そして反応のあったあたりを発掘してみると、そこにあったのはなんと鉄鉱石の鉱床だったのです。
こうして、クロムのひらめきのおかげで「科学王国」は鉱山を手に入れることができたのでした。
宝島で皆を並ばせ石化スピードを千空に知らせる
『Dr.STONE』単行本16巻Z=135より
石化の謎を解くために訪れた宝島で、この島の実質的なボスのイバラによって「科学王国」のメンバー全員が石化させられてしまうピンチに陥りました。
リングから放たれる光を浴びることで石化してしまうわけですが、クロムはその光の速度さえ千空に知らせることができれば、あとは千空が何とかしてくれると考えたのです。
そして、その方法としてみんなを等間隔に並ばせ、石化が始まるのに合わせて手をあげることで光のスピードを計算できるようにしたのです。
これが功を奏して、千空は石化からまぬがれ、そして宝島のボスのイバラを打ち破ることもできたのです。
これはとっさのクロムの判断と、それを可能にした千空の計算能力のたまものです。
また、クロムの考えに対し、それを信頼してみんなに号令をかけた龍水のリーダーシップも見事なものでした。
ひとえに、お互いが信頼し合っているからこそ成しえたことだといえますね。
クロムが「天才」「かっこいい」と言われる理由を解説
それでは、クロムのことを「天才」「かっこいい」という多くの声の中からいくつかご紹介しつつ、その理由について解説していきましょう。
クロムのことを「天才」「かっこいい」という声
クロムがヤベー天才だと思えるのは
妖術=科学を危険であることを認識し
”公共の場で実験を行わず”
”ちゃんと道具の場所を把握し”
”高台に置き子供に手が触れない場所で管理する”
と安全性を確保してる辺りヤベーんですよ。
そりゃ千空も敬意を払うわ。#ドクターストーン#WJ32— 九兆@ジャンプにわか感想書き (@kyu_tyou) July 10, 2017
明日にはドクターストーン見終わるから感想ツイートします
クロムがかっこいいのよ…。 pic.twitter.com/enIQqeavMN
— そーす💍 (@SOOS8108) December 15, 2019
今週のドクターストーンのクロムがかっこいい。こいつこんなイケメン顔だったけ?笑 pic.twitter.com/gpszzbCdzr
— おれんぢ (@wanin0204) September 18, 2017
さっきまで冷や汗書いてたクロムが千空の言葉で覚悟決めるのくっそかっこいい#ドクターストーン pic.twitter.com/RoyApKowrU
— 夢咲零二 (@N3X61STzwniQfFC) August 3, 2020
このように、多くの人がクロムのことを「天才!」「かっこいい」と思っているようですね。
最初に登場した時は、自分のことを妖術使いと称して自慢げにしていたので、ただのお調子者のキャラかと思った人もいるでしょう。笑
しかし、ストーリーが進むにつれてクロムの評価はどんどん上がっていってますよね。
クロムが「かっこいい」と言われる理由
ご紹介したように、クロムは千空の科学の知識を自分のものとしているのはもちろんのこと、原始的な世界でも自分の発想で様々なものを生み出しています。
千空は人並み外れた科学の知識で旧時代にあったモノを復活させていますが、クロムは知識0の状態から新たにモノを生み出しています。
言ってみれば、千空は1を10に変える力を持っており、クロムは0から1を作る能力があると言えるでしょう。
0から1を生み出すのは、1を10にすることよりも難しいと言われますし、それゆえクロムが「天才」と言われるのでしょうね。
クロムはちょっと調子にのることもありますが、とは言え千空に対しては絶大なる信頼と尊敬の念を持っていますし、おごることなく常にひたむきに科学を探求しています。
きっとそんなクロムの姿がまばゆく感じられて「かっこいい」と思うのではないでしょうか。
まとめ
- クロムは天才的な能力を発揮し、水車を作ったり鉄鉱石を探り当てるなど、「科学王国」になくてはならない科学使いとなった。
- ファンの間からは、クロムに対して「天才」「かっこいい」という声が多数あがっている。
- クロムは0から1を生み出す天才と言えるが、おごることなく科学にひたむきな姿勢がかっこいい。
さて、いよいよ2021年の1月からアニメの2期が始まります。
そんな2期の放送を前に、もう一度1期のクロムの勇姿を見たいと思う人もいるでしょう。そこで、アニメ『ドクターストーン』1期を配信しているサービスをまとめてみました。
下記の記事では合法的に無料で見られる方法もご紹介していますので、参考までにこちらもぜひ読んでみて下さい。
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