2019年12月に発売された30巻で、単行本累計発行部数(電子書籍含む)が1億部を超えた『進撃の巨人』。
物語はいよいよ佳境を迎え、アニメも「The Final Season」(4期目)として放送が決定しています。
この記事では、「The Final Season」の放送が開始されるまでに、漫画では何巻からの内容になるのか?ということや、これまでの物語のあらすじを簡単にご紹介します。
目次
進撃の巨人のアニメ『The Final Season』(season4)は漫画の何巻から?1話目の放送日はいつからか
まずは『The Final Season』(season4)の展望についてご紹介します。
アニメ進撃の巨人『The Final Season』公式サイト
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「TVアニメ『進撃の巨人』The Final Season」新キャストを解禁!ファルコ・グライス:花江夏樹
ガビ・ブラウン:佐倉綾音
ピーク:沼倉愛美
ポルコ・ガリアード:増田俊樹
ウド:村瀬歩
ゾフィア:川島悠美
コルト・グライス:松風雅也https://t.co/jYIeJ35GDc#shingeki— アニメ「進撃の巨人」公式アカウント (@anime_shingeki) November 2, 2020
進撃の巨人のアニメ4期は原作漫画の23巻から
進撃の巨人のアニメ4期は原作の漫画の23巻の物語からとなります。
22巻までは主人公・エレンが住む壁内での物語が描かれ、実は自分たちが巨人の血をひくエルディア人であり、145代フリッツ王によってパラディ島の中だけで暮らすことを余儀なくされていたことが判明しました。
そして、エレン達はそのことを知り、壁を超えて海の存在を知って感動するとともに、自分達エルディア人は島の外の人達から忌み嫌われていることも知ったのでした。
23巻からは、これまでのパラディ島内での物語から一転して、かつてパラディ島に侵入したライナー達の住むマーレの物語となります。
アニメ4期の1話は2020年12月6日(日)24:10からNHK総合にて放送開始
『The Final Season』と題された4期の1話目(通算60話)は、2020年12月6日(日)24:10からNHK総合で放送開始されます。
それに伴い、1期目から3期目までの内容をダイジェストで下記の通り放送されます。
- Season1~Season3ダイジェスト
- 2020年11月8日(日)24:10~
- NHK総合にて4週連続(全4回)
4期目の放送開始前に、ダイジェストでおさらいしたい人はこちらもチェックしてみて下さい。
season3(3期)までのあらすじを簡単に紹介
『The Final Season』(season4)の放送開始に合わせて、これまでアニメで放送された内容をおさらいしてみましょう。
アニメseason1(1期)のあらすじを簡単に紹介
- 2013年4月~2013年9月放送
- アニメ版1話~25話
- 原作漫画1巻~8巻(多少内容が異なります)
- 公式サイト
3重の壁を築き、巨人から逃れてシガンシナ地区で平和に暮らしていたエレンやアルミン、ミカサ達。
しかしある日突然壁の高さを越える超大型の巨人の襲撃により、一番外側の壁「ウォール・マリア」が破壊され、エレンの母親も侵入してきた巨人に食われてしまうという悲惨な事件が起こりました。
それから5年後、エレンをはじめとする訓練兵が卒業を迎えようとしていた時、再び超大型の巨人が姿を現し、人が住む地区へと侵入してきたのです。
エレン達訓練兵も必死に応戦しますが、巨人達の侵攻が激しく多くの犠牲者を出してしまい、なんとエレンも巨人に食われてしまいました。
ところが、エレンは巨人となって復活し、バッタバッタと巨人を倒していき、さらには巨大な岩を運んで壁に空いた穴を塞ぎ巨人の侵入を防いだのです。
そして駆けつけた調査兵団のリヴァイなどの活躍により、残った巨人は駆逐されそれ以上の被害を食い止めることに成功したのでした。
その後、巨人になれるとわかったエレンは調査兵団に入隊し、巨人の秘密を探る為に団長のエルヴィンやリヴァイらとともに壁外の調査に乗り出します。
エルヴィンの考案した作戦により、通常の巨人からの襲撃を避けながら進軍していた調査兵団ですが、超大型巨人や鎧の巨人同様に知性を持った女型の巨人が突如として現れました。
エレンが巨人化して応戦するものの、その女型の巨人を捕獲するまでには至らず、調査兵団は大きな損害を出してしまい、街へと戻ることを余儀なくされてしまいました。
しかし、アルミンはこの時の戦闘から女型の巨人はアニであると見抜き、街なかでアニを問い詰めると、正体を見破られたアニは女型の巨人へと変身したのです。
巨人化したアニを倒すため、エレンは再び巨人化して女型の巨人となったアニと戦い追い詰めますが、アニは硬い水晶に身を包んで眠ってしまい、何も情報を得ることはできなくなってしまったのでした。
多くの犠牲を払い、上層部から調査兵団の存続について問われることになりましたが、エレンやアニのように人間が巨人化することが判明し、調査兵団の団長のエルヴィンはさらなる調査と反撃を宣言したのです。
こうして1期目は幕を降ろしたのでした。
アニメseason2(2期)のあらすじを簡単に紹介
- 2017年4月~2017年6月放送
- アニメ26話~37話
- 原作漫画8巻の1部~13巻の1部
- 公式サイト
巨人となったアニとの戦闘によって壁の一部が崩れ落ちてしまい、そこにはなんと巨人の姿があったのです。
ハンジはそれを知っていた教団のニック司祭に詰め寄りますが、断固として口をわらず壁の中の巨人は謎に包まれてしまいました。
そんな折、第二の壁・ウォール・ローゼが破壊され、巨人が侵入してきたという情報が入ります。
調査兵団はそれを確かめるべく、複数の班に分かれて壁を調べることになり、コニーは自分の家族がいる村の方へ調査に向かい、そして自分の家にたどり着きました。
しかし、そこにいたのはまるで自分の母親に似た巨人がいるだけで、家族はすでにいなくなっていました。
その後も壁の調査を行いますが、それらしき跡は見当たらず夜を迎えてしまった為、一団は古城跡で休息をとることにしました。
ところが、なんとその古城跡の周りには「獣の巨人」によって操られたウジャウジャと巨人が出現しており、中にいた調査兵団を取り囲んでしまったのです。
追い詰められ絶体絶命の窮地に立たされますが、なんとそこにいたユミルが巨人に変身し、周囲の巨人と戦ってなんとかその場を凌ぐことに成功したのでした。
夜が明け、調査兵団は壁の修復に乗り出しますが、どこにも壁は見つかりません。
そうこうしていると、突然ライナーがエレンに対して、自分がかつて壁を破壊した鎧の巨人であると告白し、一緒に故郷について来てほしいと言い出します。
しかし、すでにライナーが鎧の巨人であるとわかっていたエレンは、これを断固拒否すると、ライナーとベルトルトは巨人化して力ずくでエレンを拉致しようと試みたのです。
エレンも巨人化してライナーと戦うものの敗れてしまい、ユミルともどもライナーやベルトルトにさらわれてしまったのでした。
エレンを奪還すべく、調査兵団はエルヴィン団長指揮のもと4人を追いかけ、近くの巨人を引きつれて巨人化したライナーを襲わせ、なんとかエレン救出に成功したのでした。
この時、エレンは一体の巨人に襲われかけますが、エレンが叫んだことで他の巨人が集まり、エレンを襲った巨人を食ってしまったのっです。
このことから、エレンは巨人を操る能力があることが判明したのです。また、コニーの証言から、巨人は実は人間だったのではないかということが示されたのでした。
こうして新たな巨人の秘密に近づいたたところで2期目は幕を閉じました。
アニメseason3(3期)のあらすじを簡単に紹介
- 2018年7月~2018年10月放送(パート1)/ 2019年4月~2019年7月放送(パート2)
- アニメ38話~59話
- 原作漫画13巻の1部~22巻まで
- 公式サイト
巨人の謎を解く鍵を握るレイス家の血を引いていることが判明したヒストリアと、壁を塞ぐ為に必要な巨人の力を持つエレンは、ミカサやアルミンら同期の仲間とともにリヴァイ班として山の中で過ごしていました。
そんな時、壁の中にいる巨人の秘密を知るニック司祭が殺されるという事件が起きます。
このニック司祭を殺したのは中央憲兵で、さらにリーブス商会を使ってエレンとヒストリアを拉致しようとし、現在の王政が秘密を守るためにはなりふりかまわず行動してくることは明らかでした。
こうした状況に対し調査兵団の団長のエルヴィンは、本当の王家・レイス家の血を引くヒストリアを王にすえるクーデターを計画します。
エレンとヒストリアを狙っていたのは、本当の王家でありこの壁内の実質的最高権力者であるロッド・レイスで、二人の引き渡しに乗じて身柄を確保し、なぜ争い合うのかを問いただし、十分な回答が得られなければヒストリアを王にするというのがそのクーデター計画でした。
こうして、エレンとヒストリアはリーブス商会から憲兵を通じてロッド・レイスのもとに引き渡されることになりましたが、その引き渡しに現れたのはかつて「切り裂きケニー」と呼ばれたケニー・アッカーマンだったのです。
ケニー・アッカーマンは二人を連れ出すとともに、立ち会った会長をはじめリーブス商会の人間を殺害し、それを調査兵団の仕業にしてしまいます。
こうして濡れ衣を着せられた調査兵団は、団長のエルヴィンが拘束され、リヴァイをはじめ兵団員がケニー・アッカーマン達から狙われることになってしまったのです。
しかし、ケニー・アッカーマン達中央憲兵からなんとか逃れたリヴァイや達は、リーブスの息子らの協力を得たハンジが冤罪を晴らし、捕まって偽の王の前に引きずり出されたエルヴィンも、一計を案じて王政の貴族たちが民衆よりも保身にはしる人物達だということを暴き、政権のクーデターを成功させたのでした。
一方、ロッド・レイスのもとに着いたエレンとヒストリアは、村にある礼拝堂の地下洞窟に連れ込まれ、ロッド・レイスはヒストリアを巨人に変えてエレンを食わせ、代々受け継がれてきた能力をエレンから取り戻そうとします。
最初、エレンもヒストリアも人類のためにはこうすることが正しいのだと思い込まされましたが、ユミルの言葉を思い出したヒストリアはこれを拒否し、エレンを解放しようとしました。
やむなくロッド・レイスは自分が脊髄液を飲んで巨人になってエレンを食おうと試みますが、想定外の超大型巨人になってしまい、地下洞窟は崩壊し始めてしまいます。
そこで、エレンはとっさに近くにあった「ヨロイ」と書かれた脊髄液を飲むと、硬質化によって洞窟の崩壊を食い止め、なんとかその地下洞窟から抜け出すことに成功したのでした。
しかし、大型化したロッド・レイスは本能のままに人が住む壁の方角へと向かい始め、壁の上から砲弾を浴びせてもびくともしません。
この超大型の巨人はとうとう壁までよじ登ってきましたが、エレンが爆弾を口の中へ放り込み、そのスキを突いてヒストリアがうなじを斬って、なんとか撃退することに成功しました。
その後、人々を恐怖に陥れた超大型巨人のトドメをさしたヒストリアは、民衆の称賛を浴びながら王の座に就いたのでした。
地下洞窟の崩落からなんとか生き延びたケニー・アッカーマンでしたが、重症を負いすでに瀕死の状態に陥っていました。
そこにリヴァイが現れ、ケニー・アッカーマンは過去のことやリヴァイが甥であることを伝えるとともに、ロッド・レイスからくすねてきた巨人になれる脊髄液をリヴァイに託して息を引き取りました。
エレンが硬質化できるようになり、巨人を駆逐する兵器の開発とウォール・マリアに空いた穴を塞ぐ手段が整い、ついに調査兵団はウォール・マリア奪還に乗り出し出陣します。
ただ、逃げ去ったライナー達にはいずれウォール・マリアを奪還しにくることは知られていた為、完全に奪還するには二人を倒さねばなりません。
しかし、待ち構えていたライナーやベルトルト、さらに獣の巨人のジークの策によって調査兵団は壊滅的なダメージを受け、団長のエルヴィンも重症を負い、さらにはアルミンもベルトルトの放つ熱気によって瀕死の状態に陥ってしまいます。
ベルトルトを捕獲したのち、瀕死のアルミンのもとに巨人化する注射器を持ったリヴァイが現れ、アルミンを巨人化させベルトルトを食わせて復活させようと試みました。
ところが、アルミンに注射しようとしたその間際、重症を負ったエルヴィンを背負った兵士が現れ、リヴァイはどちらを生かすか選択を迫られます。
しかし、リヴァイは迷った末にアルミンに注射を打ち、ベルトルトを食って生き延びさせることを決断したのでした。
なお、この戦いで獣の巨人のジークと鎧の巨人のライナーを追い込みましたが、最終的には取り逃してしまいました。
ライナーやジークを退け、エレンの硬質化によってウォール・マリアの穴を塞いだ調査兵団は、エレンの父・グリシャが残した秘密を探るべく、閉ざされていた地下室へと向かいます。
そしてその地下室には、3冊の本とグリシャとその家族3人が写った写真が残されていました。
その写真の裏には「私は人類が優雅に暮らす壁の外から来た」と書かれ、本はかつてグリシャが壁の外にいた頃のことが書かれた手記だったのです。
グリシャの手記には、自分は大国マーレに住んでいるエルディア人で、現在そのエルディア人はマーレの中のレベリオ収容区での生活を余儀なくされていると記されていました。
エルディア人は巨人の力を持ち、かつては世界を支配する種族であったものの、マーレがこれを弱体化させたことで、エルディア人の王が一部の国民を引き連れてパラディ島へ逃げ延び、グリシャの家族やマーレにいるエルディア人は取り残された人達だったのです。
マーレに残されたエルディア人は巨人の力を持った悪魔の末裔とされ、マーレや他の国々からも迫害され続け、それによってグリシャの妹も無残に殺害されてしまったのでした。
成長したグリシャは、ある時エルディア復権派の人物に会い、マーレによって迫害されている現状を打破しようと共に戦うことを誓います。
そこで、同じくエルディア復権派で王家の血を引くダイナ・フリッツと結婚し子供を授かり、それがのちに獣の巨人となるジークだったのです。
しかし、そのジークはなんとマーレに自分の父・グリシャがエルディア復権派の人間であることを密告してしまい、グリシャやダイナ夫妻や他の仲間は「楽園」と呼ばれたパラディ島へ連行され、脊髄液を打たれて強制的に巨人にさせられそうになってしまいます。
ところが、グリシャが今まさに脊髄液を打たれそうになると、マーレ人としてそこにいたクルーガーが巨人化して助けてくれたのです。
クルーガーはことの経緯を説明し、グリシャを自分が宿している「進撃の巨人」の力を継承させ、壁内にいる「始祖の巨人」の力を奪うことを託します。
こうしてグリシャは「進撃の巨人」の力を宿し、そして壁内での生活を始め結婚し、そうして生まれたのがエレンだったのです。
グリシャの手記から、壁内に住む人類はすべて「ユミルの民」であるエルディア人で、145代フリッツ王の意志によってパラディ島の壁の中で生活することになったことがわかりました。
また、エルディア人はパラディ島以外の世界の国々からは恐れられる人種であり、かつてライナーやベルトルトが巨人化して壁を壊したのも、マーレがパラディ島に進出するための第一歩だったわけです。
こうして、巨人と壁に関する謎が解明されるとともに、壁内の住民にもそのことが伝えられ、途方も無い現実が突きつけられたのでした。
やがて壁の外にいた巨人は駆逐され、エレンやアルミン、ミカサ達調査兵団は壁外の調査に乗り出すと、ついにアルミンの念願だった海を見ることができましたが、エレンはその海の向こうに敵がいることを思い知り、「向こうにいる敵を全部殺せば俺たちは自由になれるのか・・・?」と海にを指差しつぶやくのでした。
こうして、壁の事やその外にいる巨人のことは判明したものの、その謎の答えはあまりにも大きく、自由になれた希望とあまりに強大な敵に対する絶望を目の当たりにして3期は幕を閉じました。
まとめ
- アニメ『進撃の巨人』4期目「The Final Season」は、原作漫画の23巻以降の物語。
- 2020年12月6日(日)24:10~ NHK総合で放送開始。
- ダイジェスト放送:2020年11月8日(日)24:10~ NHK総合で4週連続放送。