エヴァンゲリオン

【エヴァンゲリオン・序】ヤシマ作戦にエヴァはいらない?必要だった理由は?

2021年1月2日

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』の中で、第6使徒を倒すためにミサトは「ヤシマ作戦」を実行することにしましたね。

結果的にこの作戦が功を奏して、手強い第6使徒を殲滅することができたわけです。

ただ、この作戦ではエヴァが直接闘って倒したわけではなく、ポジトロンライフルと呼ばれるもので射撃して倒した為、この「ヤシマ作戦」にエヴァはいらなかったのでは?と思った人もいるでしょう。

そこで、この記事では「ヤシマ作戦」にエヴァが必要だった理由について解説していきます。

 

【エヴァンゲリオン・序】ヤシマ作戦にエヴァはいらないのでは?

まずは『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』で展開される「ヤシマ作戦」のシーンを振り返っていきましょう。

ヤシマ作戦のシーンのあらすじ

第5使徒をかろうじて倒した後、立て続けにひし形の形状で浮遊する第6使徒が出現しました。

シンジは第5使徒との戦闘のあと、パイロットとしてエヴァに搭乗することにためらいを感じながらも、初号機に乗り第6使徒殲滅の為に出撃します。

ところが、地上へ出たと同時に第6使徒は過粒子砲のような光線を発射し、シンジの乗る初号機を攻撃してきたのです。

この攻撃に初号機は耐えきれず、急いで回収することになってしまいました。

そして第6使徒はエヴァ初号機を排除すると、自らドリル状に形態変化させて地下にあるネルフ本部へと近づいてきたのです。

しかも、この使徒は一定距離の外敵を自動排除する為、エヴァでの近接攻撃は不可能で、ATフィールドを中和するにもネルフ本部を破壊するほどのエネルギー分量が必要という難敵でした。

こうした絶望的な状況の中、ミサトは極秘裏に計画されていた「ヤシマ作戦」を実行に移すことにしたのです。

シンジは最初の攻撃を受けた時の恐怖から、エヴァに乗ることを恐れてしまいますが、ミサトにセントラルドグマのリリスを見せられて、エヴァに乗ることを決意したのでした。

 

射撃するだけならエヴァはいらないのでは?

さて、その「ヤシマ作戦」とは、簡単に言ってしまえば長距離からポジトロンライフルと呼ばれるもので高エネルギーの光線を使徒に射撃するというものです。

この作戦ではエヴァは使徒と直接戦闘することはなく、まるでスナイパーのようにポジトロンライフルで使徒を射撃するだけなので、一見すると何もエヴァを使って射撃する必要はなかったのでは?と思ってしまいますね。

しかし、よくよくこの作戦の経緯を確認すると、やはり「ヤシマ作戦」にはエヴァが必要だったことがわかります。

 

 

「ヤシマ作戦」にエヴァが必要だった理由

それでは「ヤシマ作戦」にエヴァが必要だった理由についてご紹介していきましょう。




未完成で自立調整できなかった為エヴァが必要

「ヤシマ」作戦とは、日本全土から電力を接収し、大出力陽電子出力砲を強制発射させるというものです。

しかし、これは未完成で自立調整できない為、もしこの出力砲を発射することが可能でも使徒に向かって照準を合わせることは難しいのです。

そこで、エヴァをまるでスナイパーのように見立てて、精密な調整を行えるようにして狙撃する必要があったわけです。

 

使徒の接近到達まで時間がなかった

第6使徒は、ドリル状に形態変化させて地下のジオフロントまで侵入してきており、ネルフ本部のある位置まで到達するのに約10時間前後と推定されていました。

こうした緊迫した状況のなか、大出力陽電子砲を精密狙撃できるように一から造り上げるにはあまりにも時間がありません。

それであれば、エヴァをスナイパー代わりにして射撃できる体制を整えたほうが、時間的に可能性はあると踏んだわけですね。

こうした時間との戦いもあった為に、「ヤシマ作戦」においてエヴァは必要不可欠だったわけです。

 

失敗しても複数回射撃することが可能

これは結果論ですが、1回目に大出力陽電子出力砲を発射した時は外してしまい、第6使徒に反撃されてエヴァもろともふっ飛ばされてしまいました。

もし、エヴァがいなければ、あらためて大出力陽電子出力砲の照準を調整することは困難を極めるでしょうし、再チャレンジすることは不可能だったに違いありません。

つまり、「ヤシマ作戦」において大出力陽電子出力砲で精密射撃をする為には、細かな調整ができるエヴァが必要だったという事以外に、失敗した場合にも再チャレンジできるというリスクヘッジの側面もあったのです。



 

まとめ

  • 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』で第6使徒を殲滅する為に、ミサトは「ヤシマ作戦」の決行を決断する。
  • 「ヤシマ作戦」は、日本全土から電力を接収し、大出力陽電子出力砲を強制発射させ使徒を殲滅するというもの。
  • 「ヤシマ作戦」においてエヴァ初号機は直接戦闘せず、ポジトロンライフルで使徒を射撃するだけ。
  • 「ヤシマ作戦」でエヴァが必要だった理由は、大出力陽電子出力砲が未完成で自立調整できなかった為、エヴァで調整して射撃する必要があった。
  • エヴァが必要だったのは、使徒がネルフ本部に到達する時間の問題や、失敗した場合の再チャレンジのリスクヘッジの意味もある。

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