『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』から登場する真希波・マリ・イラストリアスは、多くのエヴァファンから「いらない」「嫌い」といった感想がこぼれています。
この記事では、そうしたマリに対する声をご紹介しつつ、マリが不人気の理由をまとめてみました。
2021年1月から公開される『シン・エヴァンゲリオン』を前に、旧作品を見る時の参考になれば嬉しいですね。
目次
『エヴァンゲリオン』のマリはいらない・嫌い・苦手という声多数!
それではさっそく、マリに対する感想をいくつかご紹介していきましょう。
マリはいらない・嫌いという声
新エヴァのマリっていらない子すぎるだろwwww
— D4 (@moming_again) November 7, 2010
まだ見てないからなんとも言えないがマリなどいらないキャラを出し過ぎてめちゃくちゃになってる様な、全く知らない人なら受けは良いのかも知れないがあのエヴァを知ってる世代としては⁇しかない監督はデビュー当時は病んでたが今はそれがない以上超える事はできない
— REFLECTION (@REFLECT58409180) July 6, 2019
エヴァではマリが1番嫌いです。1番嫌いな特徴は語尾に「にゃ」つけるところです。アスカは2号機ちゃんに乗ってるので+です。
— ソバ屋の店主/n.t. (@so_so_soba) July 15, 2020
お客さんがエヴァのマリの話してて
「マリな、香山リカに似てるから嫌いなんだよな」って言っててなんか分かってしまった。— む (@love_mansyuu) October 25, 2020
このように、マリに対してはネガティブな意見が多数寄せられていますが、どちらかというと「嫌い」というよりも、ストーリー上「いらない」という意見の方が多くありますね。
マリの簡単なプロフィール
真希波・マリ・イラストリアスは『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』で初登場しています。
紫かかった髪と赤色のメガネが特徴で、時代遅れの歌謡曲を口ずさむ陽気なキャラクターですね。
周囲がピリピリと張り詰めた空気の中でものんきに歌を歌うなど、とてもマイペースな性格をしていますが、いざ戦闘となると、相手を倒すためなら自らの犠牲もいとわない非常に好戦的な性格です。
エヴァのパイロットはどれほど時間が経っても14歳で固定される為、マリも当然ながら見た目は14歳の少女に見えます。
ただ、14歳にしては古い歌謡曲ばかり聴いていることや、碇ゲンドウを「ゲンドウ君」と呼ぶなど、本当はもっと年齢が上の人物だという説もあります。
元気があって好戦的な性格のアスカとも似たような性格ともいえますよね。
マリが不人気の理由は?
さて、ではなぜマリが不人気なのか、その理由についてまとめてみました。
見た目と違う軽いノリが嫌い
新劇場版エヴァはマリさんおらんと話進まんな。最初は新キャラで場違いに明るいしどちらかというと嫌いだったけど、この話の展開では必須やんと思った。けど眼鏡で巨乳という点でやはり敵だ。
— ほにら (@honirain) November 19, 2012
マリのビジュアルを見ると、ビジュアル的にメガネをかけていてパッと見た限りでは清楚なイメージを受けますよね。
しかし、実際にはあたりかまわず歌を唄ったり、使徒に対してもひるむどころかノリノリで戦うなど、かなり見た目とのギャップがあります。
また、語尾に「にゃー」とつけたり、シンジに対しては「わんこくん」と呼んだりアスカに対しても「姫」と呼ぶなど、ノリの軽さが目に付きますね。
こうした見た目のギャップが良い方に向けばいいのですが、多くの人がネガティブな印象を受け、さらにその軽いノリがどうにも受け入れられないという人もいるようです。
こうしたマリのキャラクターが不人気の大きな理由になっているようですね。
他のキャラの出番が減ってしまったから
@Yukyuhyun まじマリいらない!!!エヴァに巨乳とかいらないのよぉーー!!!!
— のじょみ︎ (@nnm17) November 28, 2012
マリは『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』から登場した新しいキャラクターで、この作品の中ではオープニングから登場し、アスカに代わって2号機を操縦し意味深な言動をする場面も多くあります。
ところが、次の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』ではあまり目立ったシーンもなく、モブキャラと化してしまったかのようにも見えます。
結局、マリは『エヴァンゲリオン』という作品を通してのポジションが定まらない状態になり、テレビアニメ時代からのファンにとっては、レイやアスカの登場シーンを削られる要因になっただけで、「いらない」という思いが強くあるのでしょう。
特にアスカのファンの人にとっては、マリによって登場シーンをかなり限定されることになった為に「嫌い」と思っている人は多数いるようですね。
また、メガネでスタイルがいいビジュアルに加え、「にゃー」という語尾で話すなど露骨に萌え要素を盛り込んだキャラクターが、商業用に追加したようにしか思えずにかえって冷めてしまうという結果にもなっているようです。
このように、新たに加わったマリに対しては批判的な意見が多く、ファンの間では不人気なんですね。
マリのことが好きという意見
マリは不人気な一方で好きという意見もあります。
今度は好意的な声もいくつかご紹介していきつつ、なぜ新たに『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』から追加登場したのか
メガネがかわいい
真希波・マリ・イラストリアス
このドヤ顔が好き。#エヴァ#エヴァンゲリオン#マリ
新しいウエハース未だに手に入ってない。 pic.twitter.com/Xkqb0tDoyT— ルマンド カパナミストです。 (@rufanbo) December 29, 2020
私にとっての元祖ツンデレはアスカ
最初に好きになったメガネっ娘はマリ
初石田彰(?)はカヲル君エヴァってすごいな!
— ✝︎ヤナギ✝︎ (@yanagi_fe) December 27, 2020
やはりマリに対して好意的な印象をもっている人の多くは、そのトレードマークである赤いメガネ姿がかわいいと思っているようです。
また、マリはプラグインスーツがピンクで、乗っている8号機の機体の色もピンクでとても可愛らしいイメージがあることも要因の一つではないでしょうか。
マリが追加されたのは旧作との変化や物語を変えるため
マリが追加された理由は2010年に発表された過去の制作陣インタビューの中で明かされています。
庵野秀明総監督:
『新劇場版』を始める時から絶対的な仕掛けとして「新キャラクター、女性のエヴァパイロットをひとり増やす」ということを決めていました。
そうでもしない限り、結局は同じ物語を繰り返すことになってしまい、大きく変われないのではないかという危機感を持っていたんです。
無理矢理にでも新エヴァパイロットという極端な異物を放り込まないと「エヴァ」は大きく変わらないだろうと。
鶴巻和哉監督:
庵野さんはかなり抽象的でテーマ的な話をするんですね。
ー:テーマ的というと?
鶴巻和哉監督:
それは「マリを登場させることによって、エヴァの世界を破壊する」ということです。
マリが『破』というサブタイトルを象徴するキャラだという話は、テーマ的なキャラ性を物語に直接投影するという感じの説明には十分なっていて、それに関しては僕は「ふむふむ」と納得したんです。
このように、制作陣が名言しているように、マリはこれまでの「エヴァンゲリオン」とは異質なキャラで、世界観を壊す存在なわけです。
ただ、現時点までに公開されているストーリーではあまりその片鱗が見られないわけですが、2021年1月公開予定の『シン・エヴァンゲリオン』ではマリの存在感が増し、物語の大きなカギになることは間違いないでしょう。
そういったマリの存在意義という点においても、『シン・エヴァンゲリオン』はとても楽しみですよね。
まとめ
- 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』から登場するマリに対しては「いらない」「嫌い」といったネガティブな意見が多い。
- マリが不人気な理由は、見た目とギャップのあるキャラが受け入れられないことや、アスカなど他のキャラクターの登場シーンを奪ってしまったことが上げられる。
- マリに対して好意的な意見は、赤いメガネ姿がかわいいというものが多い。
- マリが追加された理由は旧作と異質なキャラを追加することで「エヴァンゲリオン」の世界を壊すため。
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